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手術室

当クリニックでは日帰りシャント手術を行っております。
これから当クリニックで行っているシャント手術の種類を説明いたします。

手術風景

手術の様子 手術の様子

自己動静脈シャント(AVF)とは

腎不全の患者様は生命を維持するために人工透析が必要です。人工透析の機械は一分あたり200mlの速さでポンプが回っており、それだけの血液を得るには、太い血管が必要です。その太い血管を作るのがシャント作成術となっております。シャント手術は動脈に静脈を吻合させて行います。
現在、シャントといえば自己動静脈内シャント(AVF)の事を指します。現状、人工透析を受けている患者様の約90%は自己動静脈内シャント(AVF)を使用しております。初回のAVFは穿刺までには通常2週間から1ヶ月程度を要しますので、透析導入の2-3ヶ月前には作成しておくことが望ましいです。

自己動静脈内シャント(AVF)の良い点・悪い点

良い点
①長期使用に優れる
②感染症のリスクが低い
③比較的管理が容易
悪い点
①シャント血流が多すぎると、心臓への負担が増える
②狭窄による瘤ができることがある
③血流が奪われ指先が冷たくなる事がある

自己動静脈シャント(AVF)説明図

人工血管内シャント(AVG)とは

血管(静脈)が細い患者様では自分の血管を用いてシャントの作成が困難となります。
そのような場合は腕の深い位置にある太い静脈と動脈を人工血管(グラフト)でバイパスする方法があります。
バイパスした人工血管は皮膚の浅い位置に埋め込み人工血管に穿刺することで透析を行いますが、手術後は人工血管が周囲の組織と十分に癒着してからでないと穿刺は行えません。
現在人工血管の種類には、ePTFE人工血管、ポリウレタン製人工血管、PEP人工血管があり、ポリウレタン製人工血管とPEP人工血管では構造上手術の翌日から穿刺が可能となります。
下記の表にお示しいたしました様に悪い点が多いため第一選択では自己動静脈シャントを作成し長期使用する事が一般的です。

人工血管内シャント(AVG)の良い点・悪い点

良い点
①細い血管の方でも作成可能
悪い点
①血栓形成し易い
②長期使用が難しい
③感染症のリスクが高い

人工血管内シャント(AVG)説明図

動脈表在化とは

肘の少し中枢側で上腕動脈を皮下に移動させて、そこに穿刺するのが上腕動脈表在化です。
動脈は本来、筋肉や筋膜よりも深い位置を走行しています。皮下に移動させてから穿刺してあげないと、穿刺や止血が困難となり
透析を反復的に行うのには適していません。そのため、皮下に動脈を持ち上げてあげる手術が必要となります。
通常、上腕動脈表材化は血液を脱血する時のみに使用し通常の血管(静脈)を使用して綺麗になった血液を体に返します。
主にシャントやグラフトが困難な患者様や、心機能が低下し心臓への負担を減らしたい患者様に選択いたします。
作成後2週間~3週間経過してから穿刺を行った方が良いと言われています。

上腕動脈表材化の良い点・悪い点

良い点
①心臓への負担を減らせる
悪い点
①血管(静脈)が荒廃し穿刺困難になり易い
②止血に時間がかかる
③血腫を作りやすい

手術までの流れ

①手術の日程を決める。
 ↓
②手術前の注意点を説明。
 ↓
③同意書のお渡し。
 ↓
④手術当日来院して頂き日帰りで行います。

手術当日の流れ

①外来で受付。
 ↓
②同意書の確認
 ↓
③手術着への義替え。
 ↓
④手術室へ入室。
 ↓
⑤手術後に注意点を説明。

手術後の過ごし方

 手術後は自宅安静をお願いしております。
また作成したシャントのシャント音*1やスリル*2を自身で確認していただきます。
この際どちらか一方でもしない場合は当クリニックにご連絡お願いいたします。
入浴は手術当日から可能です。

 

*1シャント音とは:シャント系(AVF、AVG)には、シャント音と呼ばれる、通常の血管では聞こえないゴーゴーゴーという音が聞かれるようになります。
*2スリルとは:いわゆる“振動”のことです。動脈と静脈の吻合部(シャント部)に皮膚上から触ると振動が伝わってきます。

透析受け入れ体制

シャント作成後、血液検査を行い透析が必要だと診断された場合、透析導入の流れとなります。
当クリニックでは、月水金は8時から22時まで、火木土は8時から17時まで透析治療を行っております。
患者様のご都合の良い時間帯をご相談ください。
関連施設として「介護老人ホームめぐみ」や入院施設のある「親水クリニック」があります。
当クリニックでは1から100までのアフターフォローを目指しております。安心してご来院ください。